シャーウッド ローレンス博士:トランスファーファクターと免疫学の先駆者
トランスファーファクターについての情報は、免疫学の先駆者、シャーウッドローレンス博士に負うところが大きいです。1949年、ローレンス博士は結核に感染したことのある人から採取した白血球のエキスを、まだ感染経験のない人に注入することにより、被験者が結核に感染せずに免疫を得られることを発見しました。ローレンス博士はこのエキスをトランスファーファクターと名付け、天然の免疫を人間同士で、また動物と人間との間でも共有することを可能にしました。
ローレンス博士は1943年にニューヨーク大学の医学部を卒業しました。米国海軍で1943年から1949年まではインターンとして、その後は医療士官として勤務し、南フランス、日本などでの活動を通して、両国でブロンズスターを授与しました。1947年から1959年まで、彼はニューヨーク大学の医学部に勤務し、その後2000年に退職するまで、伝染病と免疫学の権威としてニューヨーク大学で研究を行ないました。また1964年から2000年までベルビューとニューヨーク大学病院で医療活動の理事補佐を務め、1974年から1979年まではニューヨーク大学の癌センター所長を、また1989年から1994年の間は同大学のエイズ研究センター所長を務めました。ローレンス博士は、ナショナル アカデミー オブ サイエンスの会員であり、国際的に白血球透析の免疫学的特性に関連する情報の交換を行う学術機関である国際 トランスファーファクター 協会(ITFS)の名誉会長でした。
残念なことに、ローレンス博士は2004年4月5日、マンハッタンで、87年に渡る生涯を閉じられました。 |